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住宅ローンの返済方式は2種類!
住宅ローンの返済方式には、
「元金均等返済方式」と「元利均等返済方式」
の2種類があります。
元金均等返済
借入金総額を返済期間で割ることにより毎月の元金返済額を計算し、直前の月末残高にかかる利息を上乗せした金額が毎月の返済総額となります。借入金残高が多い返済の初期には利息の影響から毎月の返済額が大きく、返済をすればするほど金利の分、返済額が少なくなっていく返済方式。
元利均等返済
毎月の返済総額(利息と元金の合計額)が返済の最初から最後まで均等となる返済方式。
返済初期は返済総額の大部分を利息が占めることにより借入額がなかなか減っていかないというデメリットもあります。
※公的の融資やフラット35では、元金均等と元利均等の選択ができることが多いですが、民間の融資場合では元利均等が多い(民間でも元金均等が選択可能な住宅ローンもある)。
結局どっちがいいの?
はっきりいうと、どちらが得ということはなく、自分のライフスタイルに合った方式を選択するべきでしょう。
借入金額・金利・返済期間が同じであれば、「元金均等返済の方が支払利息総額は少なくなる」というのは事実です。返済初期の負担は大きくなるため、収入基準も高めとなります。元利均等返済方式の方が元金均等返済方式より収入基準が低めのため借りやすく審査も通りやすいのです。
保証料や団体信用生命保険料などは借入残高に対してかかるため、返済初期の支払額が大きい元金均等返済の方が元利均等返済よりも負担が少なくなります。
上記で説明したとおり、同じ借入条件下では返済能力さえあれば「元金均等返済の方がコスト的には有利」なのです。
自分の生活状況や、家族の有無などでどっちを選べばいいかは変わってきます。
一番大事なのは無理のない返済額できちんと返済できる計画をたてることです。